EBILAB

導入事例

CASE STUDY
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DX合宿を通じて、会社の課題に向き合えた!
異業界の視点やデータ活用ノウハウが刺激に

三栄商事株式会社 様

教育事業

1946年の創業以来、工作機械を中心とした生産設備を扱う専門商社として、日本のモノづくりを支えてきた三栄商事株式会社。日本のものづくりをもっと活性化させるために、自社がまずデータ活用できるようになる。その取り組みのパートナーとしてゑびや・EBILABを選んだきっかけや研修前後での変化についてお伺いしました。

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三栄商事株式会社 代表取締役 後藤正幸様・AI Assist株式会社 COO/ITコーディネータ 大森貫二様

商社としての枠組みを超え、顧客ニーズに応える技術力と課題解決力を提供する会社へと進化を遂げるために、データ活用は避けては通れない道だと考えています。

導入前の課題感

  • 判断に事実による裏付けがなく、解釈が主観的である
  • データ活用に必要なデータを定義できていない
  • 取得したデータの目的が明確になっていない

導入サービス

講演|教育事業 コンサルティング

導入後の効果

  • 会社の課題に向き合えた
  • 異業界の視点やデータ活用のノウハウを得られた
  • 経営者と社員が直接対話できる貴重な場に

導入前の課題感

・判断に事実による裏付けがなく、解釈が主観的である
・データ活用に必要なデータを定義できていない
・取得したデータの目的が明確になっていない

01

三栄商事の事業内容やビジョンについて教えてください。

後藤:1946年の創業以来、工作機械を中心とした生産設備を扱う専門商社として日本のモノづくりを支えてきました。

ここ最近はこれまでの「社員・お客様・仕入先様の3つの幸せを実現できる会社」という経営理念を、もう少し社会的な意義へとシフトし、弊社主導のもと「日本のものづくりをもっと活性化させたい」という新たなビジョンを掲げています。

社内でもよく言っているのですが、現状、目的と目標が入れ違ってしまっています。社内的な数字目標はあくまで目標であって、目的ではない。目的は「日本のものづくりを活性化させる」ことなんです。

お客様が本当に必要なものを見極めて提供していきたい。お客様の目的を達成できる仕事にしていければ、おそらく仕事は楽しくなっていくと思っています。

御社が抱えていた課題についてお聞かせください。

後藤:キャリアのある人の経験や勘を頼りにした感覚的な発言や判断について、事実による裏付けをきちんと取るように、1年ほど前から社内に呼びかけてきました。

今回の研修を経て「事実の裏付け=データの活用」だとあらためて気付かされました。肝心の事実を確認できていない。さらに言えば、事実を客観的ではなく主観的に捉えてしまっているのが課題ですね。

大森:データを活用して、より戦略的かつ効率的にやっていきたいのは山々ですが、今はまだ、必要となるデータを社内で定義化できていないのが実情です。日報や案件情報を何のために取得しているのか理解できていない、その先が見えていないのがハードルかなと思っています。

導入サービス

・ゑびや商人館での一泊二日DX合宿
・顧客満足を深堀するワーク
・データを活用する方法についてのディスカッション

02

EBILABを知ったきっかけは何ですか?

後藤:小田島社長と話をする機会があり、「小田島さんと仕事したら面白そうだな」とワクワクしました。「コト」というより「ヒト」がきっかけでしたね。

小田島さんのいろいろな考え方が興味深くて、今まで自分が接してきた人とは違う考え方でしたし、話に説得力がありましたが、説得力があるのはデータによる裏付けがあるからだと、お話していて感じました。

キャリアの長い社員が無意識にやっていることをデータで見える化できれば、キャリアの浅い社員でも同じような判断ができるのではと思いましたね。

大森:toCとtoBの違いはありますが、ゑびやさんがデータ活用によってこれだけ効率化、改善、売上アップしたという事実が衝撃的でしたし、小田島さんをはじめ、EBILABのみなさんの説明がとてもわかりやすかったです。EBILABさんと一緒に社内のDX化を進めていけたらと思ったのが、僕の正直な感想です。

どのような研修サービスを受けましたか?

後藤:一泊二日の合宿形式の研修と、半日のデータ活用研修を行いました。

合宿について、参加メンバーは私を含め、様々な部署から集まった会社をよくしたいという意識の高い6人でした。

1日目は「顧客満足」を深掘りするワークを実施し、2日目は小田島さんと組織の課題について「100問100答」を行いました。また、ゑびや・EBILABのDXに関する取り組みを共有いただき、企業内でデジタルやデータを活用する方法についてディスカッションしました。

データ活用研修では、営業に従事するリーダークラスを対象に、グループワークも含めた研修を行いました。具体的にTOUCH POINT BIでデータを見ながら考えることは新鮮でした。

導入後の効果

・会社の課題に向き合えた
・経営者と社員が直接対話できる貴重な場に
・異業界の視点やデータ活用のノウハウを得られた

03

合宿と研修を受けて良かったことをお聞かせください。

大森:合宿ではDXの勉強にとどまらず、会社が抱えている課題に向き合えたこと、さらには社員が経営者と近い距離感、近い目線で議論できたことが、本当によかったと思っています。

外部の方にファシリテートしていただき、社員が個々に思っていることを引き出して経営者に伝える場面があまりないので、とても貴重な機会となりました。

研修会については、データ活用への課題意識が低い方たちに、データの基礎から話していただくことで、会社としてデータ活用の取り組みがしやすくなったのかなという印象です。

後藤:弊社にとって大きな一歩になったのが、異業界の人の話を聞けたことです。それまでは、違う業界の人たちの意見を聞く場がまったくありませんでした。

例えば、転職について、未経験者はNGという人がいます。しかし、他の業界で培ったスキルやノウハウをどうしたら自分たちの業界に展開できるかを考えるほうが、よほど前向きな気がします。今回はそのきっかけになったと思っています。

今回の感想として「BtoBの商売だから、BtoCだとよくわからない」というコメントがありました。しかし、BtoBでもBtoCでも最終的に決定するのはCなので、エンドユーザーに焦点を当てていろいろなことをやっていくことが、BtoBにおいても結果につながると感じています。その点について社員にも理解してもらえるといいのかなと思っています。

研修会や合宿の前後で、社員の皆さんに変化はありましたか?また難しいところはありましたか?

後藤:社員のデータ活用に対する意識はかなり前向きになりました。

大森:日報やスケジュールのデジタル化は徐々に進んでいます。今後の課題としては、蓄積されたデータをどう活用していくか、社内で整理してから展開していく必要があると思っています。

後藤:また難しかった点としては、データ活用のノウハウについて、異なる業界での出来事を自分ごとに置き換えるのが難しかったです。弊社に置き換えたときの具体的な活用事例を示していただけると、実用性や説得力がもっと増すのかなと思います。

大森:実務的なところで言うと、今回、EBILABさんの生データを活用して、小田島社長に提案するというワークショップを行ったのですが、TOUCH POINT BIを初めて使う者にとっては操作が難しい部分もあり、慣れるまでに時間を取られてしまう社員もいました。

後藤:BIツールを知る上では、慣れるまでの時間が、むしろ有意義な時間だったかもしれませんね。

今後、EBILABと一緒にどんなことができたらいいとお考えですか?

後藤:EBILABのスタッフを弊社に派遣していただき、DX担当として社内にがっつり入ってもらえたらいいなと思っています。来ていただいた方にとっても弊社での経験がプラスになりますし、弊社にとってもDX化が円滑に進むことが期待できます。ウィンウィンの関係なのかなと思います。

大森:それと同時に、社内でDX人材を育成していくことが非常に大事だと思います。外部からプロフェッショナルが来ても、それを引き継いで更新し続けられる人がいないと、結局そこで止まってしまいますからね。

大手企業ではデジタル人材への力の入れ具合が変わってきています。私たち中小企業も本気で推し進めていくためには、それだけの時間と労力を費やすことが不可避だと思います。そのためにEBILABさんと協力して進めていけたらと思っています。

本日は取材にご協力いただきまして、ありがとうございました!