現在来客予測AIとTOUCH POINT BIをどのようにご活用されていますか?
お客様がご来店されるまでは来客予測AIを使い数字を把握し、来店後のデータはTOUCH POINT BIで分析しています。
なるほど、ではまず来客予測AIの活用方法について詳しく教えて下さい。
今までは勘で来客予測を行っていたため、予測から大きく外れてしまうこともありました。しかし現在導入している来客予測AIの精度は高いです。具体的に、昨日の来客的中率は94.1%でした。現在はこのような翌日予測数値を基に、仕入れや準備を行っています。
翌日来客予測以外はどういった部分をよくご覧になっていますか?
時間帯別予測も、45日予測もよく見ています。(実際に来客予測の画面を見せながら)
時間帯別予測では、営業時間帯である11時~休憩までの時間と17時~閉店までのデータの予測精度がだんだん高くなってきています。そのデータを基に、スタッフを割り当てたり休憩に回したりしています。
45日予測は、現在スタッフの配置(シフト作成)用に活用しています。今後は来客数が少ない日と予測された日に対して、店の発信ツールとして運用しているSNSで集客施策をしていきたいと考えています。
TOUCH POINT BIのご活用方法について詳しく教えて下さい。
お客様ご来店後に、滞在時間、年齢、客層などのデータがTOUCH POINT BIに蓄積されていきます。今まではっきり把握出来ていなかったものが、きちんと把握できるようになったと実感しています。
客層の属性はもちろん、さらに、テーブルを使用されるお客様はカウンターをご使用されるお客様より滞在時間が平均で10分ほど長いことがわかりました。そのため現在では店内の状況に応じて、席のご案内を行っています。
また今一番力を入れているのが、理論原価表で商品のABC分析です。原価率は高いけど、売れ筋である看板商品、原価率は低いけどこれから育ていく商品、これらの販売数の把握・分析しています。次のステップとして、それを基にお客様の属性に合わせたメニュー削減や増加で使って行きたいと思います。