EBILAB

導入事例

CASE STUDY
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コロナに負けない!人流を可視化して人件費率5%以上削減!販促施策の精度が高まり入店率もアップ

株式会社ライズウィル 様

データ分析サービス事業

EBILABでは、同社が経営する居酒屋「個室居酒屋てば壱 富山駅前店」の店舗全体の設計についてアドバイスを行い、2021年にPOSシステムとTOUCH POINT BIをご導入いただきました。 コロナの影響による業績悪化で「お店をやめざるを得ないケースを何度も想定しました」と話す井澤社長。TOUCH POINT BI を選んだ理由や導入後の成果についてお話を伺いました。

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株式会社ライズウィル 代表取締役 井澤岳志様

富山県にある飲食店専門のコンサルティング会社、ライズウィル。飲食店経営に特化したコンサルティングサービスのほか、広告販促ポスティングや居酒屋経営も手がけています。

導入前の課題感

  • 人件費をコントロールできない
  • 機会損失や食材ロスが発生
  • 外部環境の把握が急務に

導入サービス

店舗分析 来客予測 画像解析

導入後の効果

  • 人件費率を5%以上削減
  • 販促施策効果の可視化で分析が可能に
  • 販促精度が高まり入店率がアップ

導入前の課題感

・人件費をコントロールできない
・機会損失や食材ロスが発生
・外部環境の把握が急務に
・既存システムを使いこなせていない

01

TOUCH POINT BI に出会う前のお困りごとや課題をお聞かせください。

まずは、人件費をコントロールできなくなったことです。

それまで好調だった業績がコロナにより状況が一変し、適切な人員配置やシフト作成が難しくなりました。スタッフを多く配置した日にお客さまが少ない、逆にスタッフが少ない日に来客数が多く断らざるを得ないなど、機会損失になることが多々ありました。当店の焼肉は原価率がかなり高いので、人件費をコントロールできないと経営環境が厳しくなります。

あとは、食材ロスです。

当店はメニュー数がとても多いので、もともと食材ロスが起こりやすいんですが、そこにコロナの影響も相まって、欠品とロスが頻繁に起こっている状況でした。

こうした人件費や食材ロスの問題については、外部環境を把握できていないことに起因していると思っています。

というのも、私たちは飲食店向けにコンサル事業を行っている関係から、駅前で飲食店を経営しているクライアント先の数字をすべて把握しています。それらの数字を見て気づいたことですが、当店も含めほとんどのお店の売上が、駅前の人出に影響を受けているんです。ある店舗だけが突出して良いことはあまりないんですね。

結局は、外部環境を把握して予測ができないと、課題解決は難しい…。だからこそ、EBILABさんのセミナーを聴いて「これは導入するしかない」って思ったんです。

このほか、既存システムを使いこなせていないことも課題のひとつでした。

どんなお客さまが来店し、どんなものを食べているか、POSデータを見れば把握できたんですが、システムにログインしてデータを出すまでの手間が煩雑で面倒…。分析するまでに至らず、単なる日報の役割でしかありませんでした。

導入サービス

・分析ができて販促施策に活かせる
・DX化により生産性の向上が期待できる
・IT導入補助金が使える

02

TOUCH POINT BI を導入する決め手は何でしたか?

一番の決め手は、多彩な切り口のデータを可視化できることです。

より効果的な集客方法を探るうえで、通行者数や来客数、入店率や購買率を可視化できるのは大きな魅力でした。というのも、当店は駅前という立地もあり、新規のお客さまが比較的多いんですが、来店のきっかけを把握しきれていないという課題感がありました。どんな施策が有効なのか、入店率や購買率を可視化できれば、次の施策に活かすことができます。

あとは、DX化により生産性の向上が期待できることです。

当店は95席もあって家賃がとても高いんですね。コロナの影響による業績悪化で、お店をやめざるを得ないケースを何度も想定しました…。けれど、社員やアルバイト、お客さまがたくさんいらっしゃる中で、DX化して生産性を上げるしか、私たちに残された道はありませんでした。

もちろん、IT導入補助金が使えることも後押しになりました。

当社でも補助金の支援は数多く手がけてきましたが、IT導入補助金については未経験でした。今回はじめて支援される立場になりましたが、EBILABさんの主導でスムーズに行うことができました。難しい作業はなく、想像以上に楽でしたね。

導入後の効果

・人件費率を5%以上削減
・販促施策効果の可視化で分析が可能に
・販促精度が高まり入店率がアップ

03

TOUCH POINT BI 導入後の成果について教えてください。

経営面では、人件費率を5%以上も削減できました。コロナ禍にも関わらず…です。

以前は、人件費率が26%以下なら合格ラインとしていましたが、TOUCH POINT BI を導入してからは、20%前後の数字をちょくちょく見かけるようになりました。最初は「入力間違い?」かと。コロナで売上が低迷するなか、人件費率を5%以上削減できたことには驚きましたね。

テーブルタップオーダーやセルフレジの導入で、少ない人数でもだいぶ楽に回せるようになりました。導入して間もないことやコロナ禍だったこともあり、予測精度はまだ65%くらいですが、今後精度が高まってくれば、シフトが最適化でき、機会損失や食品ロスも防げるようになると期待しています。

営業面では、販促施策の効果を可視化できるようになり、分析しやすくなりました。

AIカメラの設置により、お店の前の通行人数や入店数が可視化できます。販促施策の前後で数字の変化を比較できるようになりました。

今、少しずつ入店率が上がっています。日々データを見ることで、お客さまの求めるものを考察できているのかなと思っています。データを蓄積していけば、今後さらにその精度が上がってくるはずです。

あとは、システムの分析画面がだいぶ見やすくなりましたね。ダッシュボードの画面を開けば一目瞭然!お店の状況がすべてわかるので、見る頻度が多くなり、たくさんの情報を知ることができるようになりました。今後、顧客層が反映されると、さらに分析がしやすくなると期待しています。

今後、TOUCH POINT BIを使って新たに取り組みたいことはありますか?

当面の目標としては、現場で働く社員やアルバイトにTOUCH POINT BIを見てもらう仕組みを作り、正確な情報を入手できるようになること。そして、データをもとに自ら考えて動けるチーム作りをしていきたいです。

それと同時に、会社の理念を浸透させたい。現状、本社と店舗では温度差があります。社員はもちろん現場で働く人たちにも、何のために仕事をしているのかをきちんと伝えていけるお店作りをしたいと思っています。

DXと理念、この両軸があってこそ、今まで以上の業績を上げられると思うんです。コロナ前の最高売上や利益を超えるのが目標です。従来のやり方では通用しないのは明らかです。当店が圧倒的な成果をあげれば、「DXってすごい!地方でもできるんだ!」と明るい見通しが持てると思うんですよね。

本日は取材にご協力いただきまして、ありがとうございました!