EBILAB

導入事例

CASE STUDY
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若い世代と地域をつなぐ!
未来を創る人材を育てる学びの場でまちの活力向上を目指す

恵那市 SDGs推進室 様 恵那未来キャンパス

教育事業

恵那市で取り組んでいる「恵那未来キャンパス」は、多様な学びの場を新しく創出することにより、恵那市の将来を担う人材を恵那市で育成すること目的とした構想です。長期的には「大学と若い世代に選ばれる地域づくり」を目指しています。

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恵那市 SDGs推進室 ご担当者様

「恵那未来キャンパス」は、恵那市の「地域課題」への取り組みを通じて若い世代と地域をつなぎ、やりがいやスキル・経験が得られる場とします。その際、若者だけで取り組むのではなく、地元企業や大学などと協働・共創することで、より専門的で具体的な解決につなげるとともに、地域との結びつきを深めることも目指します。

導入前の課題感

  • 若い世代の市外流出に伴う人材不足・担い手不足

導入サービス

講演/教育事業 研修

導入後の効果

  • 若者がDXを通して地域活性化や将来について考える機会になった
  • 実践で活用できるスキルを身につけることができた
  • 会社での活用について考えたり学んだりするきっかけになった

導入前の課題感

・若い世代の市外流出に伴う人材不足・担い手不足

01

恵那市で実施されている「恵那未来キャンパス」の概要を教えてください

恵那市は若い世代の市外流出が顕著で、まちの活力の低下や、企業の人材不足などの大きな原因となっています。

この課題に対して令和3年度に検討委員会を立ち上げ、若者へのアンケート調査や大学への聞き取り、実証実験などを行ないました。その中で、若い世代の定着や雇用の拡大に伴うUIJターンを促すために若い方々が必要なスキルや経験が得られる様々な学びの場を創出することを基本構想として、恵那市の未来を創る人材を育てる学びの場として、恵那未来キャンパス構想を策定しました。

データサイエンスやデジタルスキルについての講座を実施した背景や課題を教えてください

当市は若い世代の流出が顕著で、それに伴う人材不足、担い手不足は恵那市の課題です。若い世代がスキルや経験を身につけることで、地元企業の人材育成にも寄与する他、若者にとっても地元に住み続けながら仕事ができる選択肢を増やす機会となると考えました。

そんな中、文部科学省が2021年度から数理データサイエンスAI教育プログラム認定制度をスタートして、データサイエンスの知識を学ぶことができる大学も増えています。このような今後求められるスキルという観点から、データサイエンス講座を実施しました。また、社会人向けには会社の中ですぐに役立つという点から、データサイエンスとともにPower BIの演習もおこないました。

令和4年度に実施したデジタルスキル講座では、バックオフィスへデジタル技術を導入して事務作業効率化し、働き方を見直したり、新しいアイディアを生み出す機会の為の時間に使ったりすることで、企業の魅力向上や雇用へと繋げたいと思い、開催いたしました。

導入サービス

・データサイエンス講座
・デジタルスキル講座

02

EBILABを講師として選んだ決め手を教えてください

EBILABさんは、実際に飲食や物販の店舗で経営にDXを取り入れているという実績があることが最大の決め手でした。また、令和3年度のデータサイエンス講座が事業者の方々に大変好評でしたので、令和4年度もお願いしました。

EBILABを講師として選択してよかったと感じた点があれば教えてください

データサイエンス、デジタルスキルの両方の講座で「データサイエンスのことを実際に仕事としている人から聞けたことがとても良かった。」や、「実際に使用されているクラウドサービスとか作成方法など盛り沢山だった」というような感想をいただけたため、よかったと感じています。実際にデータサイエンスなどを経営に取り入れられているEBILABさんだからこそできた講座だと考えています。

導入後の効果

・若者がDXを通して地域活性化や将来について考える機会になった
・実践で活用できるスキルを身につけることができた
・会社での活用について考えたり学んだりするきっかけになった

03

データサイエンスやデジタルスキルの講座を実施し、恵那市としてはどのような効果があったと感じていますか?

令和3年度のデータサイエンス講座で、高校生の参加者からは、「データの活用により地域活性化につながると思った」という意見や、「自分の将来の夢に活かせる」という感想をいただきました。また、社会人の方からは「Power BIを活用してみるきっかけになりました」や、「データ分析の活用が参考になった」といった感想をいただきました。若者がDXを通して地域活性化や、将来について考える機会となったことや、社会人の方々が実践で活用できるスキルを身につけることができたことは、効果を感じています。

令和4年度実施したデジタルスキル講座については、「Teamsの研修がとても面白く理解できた」や「職場で効率化できるところを見つけたいと思った」という感想をいただきました。令和4年度の講座でも実践で役立つスキルを習得いただいたことや、会社での活用について考えてたり学んだりするきっかけになったことが効果だったと考えています。

今後、恵那市の事業として取り組みたいことはありますか?

恵那未来キャンパスでは、恵那市の「地域課題」などの取り組みを通して若い世代と地域をつなぎ、やりがいやスキル・経験を得られるような場にしていきたいと思っています。その際、若者だけではなく地元企業さんや、大学さんとも一緒に行うことで、より専門的で具体的な解決につなげるとともに、地域との結びつきを深めていこうとも考えています。

今後、未来キャンパスの拠点整備ということで、ハード面を整備していく予定があります。実際に学ぶ場所を作って、学生が勉強する場所、デジタルスキルなどの講座を実施する場所、若者や企業をつなぐ場所として活用するようなハード整備を行っていきたいと思っています。

また、令和4年度も実施しておりましたが、オンラインでの学習機会も提供しており、学びから稼ぐことへ繋げられるような講座を通じて、恵那市にいても稼ぐスキルや、ライフスタイルに合わせて稼ぐスキルを学びの場で提供していきたいと思っています。

他の自治体に向けてアドバイスなどはありますか?

まだアドバイスができるほどの活動が実際にできておらず、こちらの方がご助言いただきたいなと思っているところではありますが、未来キャンパス構想を策定する時は、高校生や、若手社会人の方々へアンケートを実施しました。また、有識者の方や保護者の方々など、色々な方にご意見を聞きながら策定しましたので、恵那市の実情に即した構想ができました。

また、講座内容などを検討する際も、事業者の方からお話を伺いながら検討しましたので、当事者の方をはじめ、様々な方からご意見をいただくということは、今後も常に心がけていきたいと考えています。

取材にご協力いただきまして、ありがとうございました!