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恵那市で実施されている「恵那未来キャンパス」の概要を教えてください
恵那市は若い世代の市外流出が顕著で、まちの活力の低下や、企業の人材不足などの大きな原因となっています。
この課題に対して令和3年度に検討委員会を立ち上げ、若者へのアンケート調査や大学への聞き取り、実証実験などを行ないました。その中で、若い世代の定着や雇用の拡大に伴うUIJターンを促すために若い方々が必要なスキルや経験が得られる様々な学びの場を創出することを基本構想として、恵那市の未来を創る人材を育てる学びの場として、恵那未来キャンパス構想を策定しました。
データサイエンスやデジタルスキルについての講座を実施した背景や課題を教えてください
当市は若い世代の流出が顕著で、それに伴う人材不足、担い手不足は恵那市の課題です。若い世代がスキルや経験を身につけることで、地元企業の人材育成にも寄与する他、若者にとっても地元に住み続けながら仕事ができる選択肢を増やす機会となると考えました。
そんな中、文部科学省が2021年度から数理データサイエンスAI教育プログラム認定制度をスタートして、データサイエンスの知識を学ぶことができる大学も増えています。このような今後求められるスキルという観点から、データサイエンス講座を実施しました。また、社会人向けには会社の中ですぐに役立つという点から、データサイエンスとともにPower BIの演習もおこないました。
令和4年度に実施したデジタルスキル講座では、バックオフィスへデジタル技術を導入して事務作業効率化し、働き方を見直したり、新しいアイディアを生み出す機会の為の時間に使ったりすることで、企業の魅力向上や雇用へと繋げたいと思い、開催いたしました。